株式会社下堂園

頴娃地区周辺のゆたかみどりの芽伸び状況
当社系列農家のゆたかみどりは、3月5日前後から萌芽が始まり、3月12日現在、中刈茶園で1葉程度、一般茶園で0.5葉くらいの伸育状態です。

芽伸びに影響を与える気象の状況
今年の冬は、全国的に冷え込みが強く、北日本では記録的な積雪に見舞われたところもありました。ここ鹿児島も大雪こそなかったものの、例年にない寒さを経験しました。茶農家さんたちも2月半ばごろまでは｢この分では今年の新茶はかなり遅れるのでは……｣と語っておりました。ところが、2月末くらいから気温が徐々に上がり始めました。特に3月6日から本日(12日)まで、日中の気温が非常に高く、7日間の平均は21.7℃となりました(3月9日の鹿児島市の最高気温は25.5℃。3月としては例を見ない暑さでした。ちなみに朝の最低気温は12.0℃でした)。こうした陽気のおかげで、山桜や木蓮の花が野山を美しくいろどっています。

頴娃地区周辺のゆたかみどりの摘採時期予測
以上のような茶園状況、気象条件から推測すると、頴娃町産のゆたかみどりの摘採開始は、早いところで4月5日前後、本格的には4月10日くらいになるのではないかと思われます。 ただし、今後の気象の変化によって、茶芽の伸育は大きく左右されます。精度の高い摘採日予測を行うには、今しばらく気象状況の推移を見ていく必要があります。

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