株式会社下堂園

日頃、株式会社下堂園をご愛顧いただきありがとうございます。3月26日、当地の気象台が桜の開花宣言を発表しました。これは昨年に比べると3日遅いものの、鹿児島の開花時期としては平年並みとのことです。また同日、茶の生産者、流通業者が一堂に会し、｢平成24年産　茶流通対策協議会｣が開催されました。その席上、新茶の初取引が4月11日(水)に実施されることが正式に発表されました。こうした中、私どもは、本年の新茶シーズンに向けて着々と準備を進めております。
さて、3月27日に実施した芽伸び調査をもとに、最新の情報をお知らせ申し上げます。

気象の推移と茶園の状況
先に芽伸び調査を行った3月19日から1週間の間、気温は平年並みに推移しました(最低気温の平均8.1℃前後、最高気温の平均17.2℃くらい)。また、日照にも恵まれ、適度な降雨もありました。こうした気象状況の下で、茶の芽の伸びは順調に進みました。ただ、調査当日（3月27日）、南九州市の茶園地帯では0℃近くまで冷え込んだため、降霜が懸念されました。しかし、幸いなことに霜の害を受けた茶園は全く見られませんでした。

頴娃地区周辺のゆたかみどりの芽伸び状況
3月27日現在、頴娃地区の当社系列のゆたかみどり茶園の新芽は、早いところで2.5葉、平均的には2葉の伸びを示しています。約1週間で1葉程度の伸びを示しており、これは、この時期の平均的な伸育状況にあることを示しています。

頴娃地区周辺のゆたかみどりの摘採時期予測
週間天気予報によれば、今後1週間（3月28日〜4月3日）は春の陽気に包まれる見込みです(鹿児島市の最低気温6〜13℃、最高気温16〜20℃)。また3月末に天気の崩れがあるものの、晴れの日が多く、日照にも恵まれる見通しです。このような気象のもとで、茶の芽の伸育は引き続き順調に進みそうです。こうしたことから、頴娃地区周辺のゆたかみどり茶園の摘採スタートは、中刈茶園や平場の温暖な場所にある茶園で4月10日前後、本格的には4月13〜15日くらいになるのではないかと推測されます。

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