株式会社下堂園

日頃、株式会社下堂園をご愛顧いただきありがとうございます。昨年3月11日、マグニチュード9.0という大地震が東北地方や関東地方を襲い、大津波や原発事故など、前代未聞の災害に見舞われました。それから1年。いま少しずつではありますが、復興の兆しが見えてきているようです。
さて、3月も半ばを過ぎ、新茶の季節が間近となってまいりました。本年も恒例により、当社の新茶情報をお届け申し上げる次第です。

気象の推移と茶園の状況
鹿児島では、昨年の11月がやや高めの気温で推移したため、暖冬かと思われましたが、12月の平均気温は最高、最低ともにこの3年の中でも最も低くなりました。今年に入ってもこの傾向は続きました。ことに2月の最高気温の平均値は、非常に寒かった昨年のそれをさらに下回りました（13,9℃、昨対マイナス1.2℃）。ところが3月に入って、気温は平年並みに推移するようになり、少しずつ春色を深めている状況です(3/1〜3/18の最低気温の平均は5.2℃、最高気温の平均は14.6℃。いずれも鹿児島市)。今後につきましては、いくぶん気温が下がる日もあるものの、日照に恵まれた日が多く、気温も平年並みと予測されています。

頴娃地区周辺のゆたかみどりの芽伸び状況
3月19日現在、頴娃地区の当社系列のゆたかみどり茶園の新芽は、早いところで1.5葉、平均的には1葉の伸びを示しています。これは、昨年の同時期の芽伸びとほぼ同じ状態。統計的にも平年並みということができます。

頴娃地区周辺のゆたかみどりの摘採時期予測
週間天気予報によれば、明日3/20から3/24までは春の陽気に包まれる見込みです(鹿児島市の最低気温7〜12℃、最高気温16〜21℃)。また週末に天気の崩れがあるものの、晴れの日が多く、日照にも恵まれる見通しです。このような気象のもとで、茶の芽の伸育は引き続き順調に進みそうです。こうしたことから、頴娃地区周辺のゆたかみどり茶園の摘採スタートは、中刈茶園や平場の温暖な場所にある茶園で4月10日前後、本格的には4月13〜15日くらいになるのではないかと推測されます。

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